宮司 吉開雄基より皆様へ
【宮司 吉開雄基より皆様へ】
先日、当宮宮司の吉開雄基が30歳を迎え、多くのご関係者様よりお祝いのお言葉をいただきました。
心よりのお礼と共に、福島八幡宮と吉開雄基のこれまでの歩みと今後について皆様へメッセージをご用意いたしました。是非ご一読いただければ幸いです。
【宮司 吉開雄基より】
昨日、30歳の誕生日を迎えました。
沢山のお祝いのメッセージありがとうございました。
30歳の節目として、これを機に宮司ヒストリーをここに記します。
7年前に大学を卒業して福島八幡宮に帰ってきましたが、思い返すと様々なことがありました。
私は皇學館大学卒業と共に福島八幡宮に帰ってきました。帰ってきて約一カ月で宮司であった父が他界。その後、私が宮司を引き継ぎ、当時23歳で全国最年少宮司になりました。
しかし、引き継ぎも何もできてない。蓋を開けると年商約300万円ほどの初穂料。挙げ句の果てに神社のほぼ全ての建造物の修復が必要。
目の前が真っ暗になったことを覚えています。
どうやって食べていこう。どうやって神社を守っていこう。
そういえば私が大学から帰ってくる前に母がこんなことを言っていました。「帰ってこなくていい。食べていけない。神主はクワンヌシ」だと食べていけなくて当たり前ということです。
帰ってくる前はまさかと思っていましたが、食べていけない現状を目の当たりにして、つくづく思い知らされました。
でも諦めたくない。私の代で終わらせる訳にはいかない。食べていけないのが当たり前ではいけない。私がどうにかしないといけない。やるだけやってみよう。
そう思い立ち、とにかく全力でがむしゃらに今まで走ってきました。
神社としてどうなの?やり過ぎじゃない?などの厳しいご意見も沢山いただいてきました。
心が折れそうになることもありましたが、その度にまた、沢山の方に支えられました。
今では氏子さんや地域の方々はもちろん、市外、県外の沢山の方々にご尽力いただき、ご社殿の修復も完了し、毎日多くの方々にお参りいただいています。
今年の初詣参拝者数 は約4万人と、7年前の参拝者数と比べると、現在何十倍にもなっています。
お陰様で神社の職員も、私一人だったのが、今では神職・巫女・事務員などの職員約20人越えの組織になりました。
神職の中には、音楽家やナレーター、写真アーティスト、巫女の中には書道家やイラストレーター、SNSのインフルエンサー、など、皆んな自分の強みを活かした活動をしてくれています。
得意、スキルを活かした神社でのお仕事。今までになかった、神社での新たな神職・巫女の雇用を生みたいと思っています。
そしてこの職員は私にとって、かけがえのない仲間です。
この仲間たちで新たな神社の可能性をつくっていきます。
そして世界一の神社へ。
世界一親しまれ愛される神社。
世界一神職・巫女・職員が輝く神社。世界一どんなことにもチャレンジしていく神社。
神社の未来は明るい、そう思える世界を創造していきます。
当宮の活動には様々なご意見があると思いますが、暖かく見守っていただけると幸いです。
そして、応援していただけると更にパワーが増します。
皆んなで神社の明るい未来をつくっていきましょう。
今後とも福島八幡宮、そして私たち仲間をよろしくお願い致します。